皆さんいかがお過ごしでしょうか、GREZZOプランナーの宮本です。
少し前になりますが、去年の夏休みに「小学校の夏休みの自由研究を手伝う」という名目でUnityを使い、子供と「ハイパーカジュアルゲーム」を作ってみました。息子がメイングラフィッカ兼プランナで、私がなんちゃってプログラマ担当です。
さて、どんなゲームが出来上がるのでしょうか…
プランナの息子が「燃え盛るマグマから逃げながら、より高いところまで登るゲーム」を作りたい。「神様から天啓を受けた」などとおっしゃるので、「縦スクロールラインアクション」を作ることになりました。
話し合った結果、マグマを下に配置して5本のツタを左右に移動してどんどん上に登っていくゲームにする事に決定!
画伯(息子当時小4)が書いた
こんなキャラクターが登場します…
(人間キャラクターのポプテ感…)
プレイヤーは登り続けて疲労が溜まったり、ダメージを受けるとどんどん登るスピードが遅くなります。のんびりしていると最終的にはマグマに追いつかれてゲームオーバーに。そんな時は、途中でバナナを食べてエネルギーを補給しスピードアップします。
元気があるに越したことは無いのですが、元気であるほど、どんどんスクロールスピードが早くなりスピーディーな展開に!結果、ギミックを避けるのにすばやい判断が求められます。
シンプルにラスト雲の上まで行くとゲームクリアとなります。
子供と相談しながら、敵キャラやアイテムの出現タイミングを決めていきました。時間の都合で、出現タイミングのデータはスクリプトに直接書き込むタイプにしました。
メリハリの効いたステージ構成になるように…回復バナナの出現タイミングはバランス調整の中でも、超重要!
単に上に登るだけだと絵的に単調なので、クリアに近づくほど高い場所に移動したように見えるよう背景をスクロールさせる事で変化を付けました。
完成ギリギリになって「プランナ(息子)」から追加発注…
繰り返しプレイで上達したかわかるように、また、プレイヤー同士で競い合えるように「タイムカウント」を追加してくれとの事です。
頑張りました!
(開発末期のプログラマさんの気持ちが少しわかったような気がしました!)
ゲームはこんな感じで進んでいきます。
ステージのラストは残り体力勝負です!ギリギリクリアできるかできないかの場合は、ゴールに届きそうで届かないドキドキ感の増すシーケンスを組んでみましたw
(アプリを公開したかったのですが、今回は断念しました…機会があれば是非!)
子供は夏休みの自由研究がクリアでき、私は趣味と実益を兼ねた時間つぶしができて「有意義な夏休み」になりました。
家族でプレイして、クリアタイムを競ったり、思わぬ展開でゲームオーバーになったりしたら大爆笑。どうやら、家族団らんにも一役買ってくれたようです。
何気に「子供と自由研究でゲームを作る」というのは人生のやりたい事リストの項目の一つだったので私も大満足でした。
(私の夏休みはずいぶん消費してしまいましたけどね!)
GREZZOには個人のスキルアップの活動をサポートするGrezzoRDという研究開発支援があります。
そこには、グラフィッカさんだったらクロッキー勉強会とか、プログラマさんだと社内の開発ツールの研究などをして、自由に個人のスキルアップを行い、ゆくゆくはプロジェクトに還元していく…という取り組みをしています。
私も数年前に、ゲームの企画のプロトタイプをプランナだけでも作れるようになりたい!と「Unityサポート部」というサークルを立ち上げて活動していました。
その成果が、今回こんなところで役立ちました!という感じです。
(おいおい、業務で生かせよ!という周りからのツッコミは置いといて…)
コラムを見ていらっしゃるあなたも、おもしろいサークル、興味ある分野のサークルをGREZZOで立ち上げてみませんか?
立ち上げたら、ぜひ私も入れてください。
よろしくお願いします。