はじめに
エンジニア採用を担当しています、下野と申します。
今回リクルート作品のアピールについて書いてみます。
弊社は選考の際に作品の提出をお願いしていて、リクルート作品を送っていただいています。
この提出して頂いた作品は、たくさんの時間をかけて作ったものなので、製作者の考えが色濃く詰まっています。
しかし、せっかく送って頂いた作品なのに、ちょっとした事でアピールが伝わらない事が多く、もったいない、思っているところを書いてみます。
ドキュメント
作品についてのドキュメントは、作品の内容や、構成について説明している書類です。
たまにありますが、その作品の説明について、操作説明のみ書かれているだけだったり、
非常に簡素なものしか書いていない事があります。
これではせっかく時間を掛けて作ったものがどういう意図だったのが伝わりにくく大変勿体ないです。
例えば、以下の内容が記述してあると判りやすいです。
- それを制作テーマに選んだ理由
- 制作期間
- スタッフの人数と役割
- グループ制作であれば、自分が担当した箇所の詳細
- ここを見て欲しい!というポイント
→ 例: ボスの攻撃のエフェクトに一番時間を掛けました!
どういう所に力を入れて、どこか難しかったのか、どうやって解決したのか?
そこをぜひアピールして欲しいです。
プロジェクトファイル
ほとんどの方が、提出作品のプロジェクトファイルを送ってくれています。
エンジニアの場合、ソースファイルから読み解く箇所も多いので、ソースファイルはとても重要視します。
- ファイルはカテゴリごとにフォルダ分けしてあると、アピールしているポイントがつかみやすい。
- 同様に、コメントが入っていると理解しやすい。
- 同じファイルに複数の人の関数が入っているよりは、担当者ごとにファイルを
分けている方が、その人がどこを作ったかが判りやすいです。
コントローラ
Windows環境で動作するものを送っていただくことが多いです。
中には実行ファイルがあって、実際に動作するものも多いのですが、たまにゲームコントローラ専用の作品があります。
キーボードやマウスといった標準的なデバイスでも、併用してプレイできるとプレイしやすいです。
デバッグモード
デバッグメニューを用意してくれている作品もたまにあります。
色味の調節だったり、敵の強さだったり、アピールしたいと思うポイントが判るのでとても判りやすいです。
自分が作った所をすぐ見せる事ができたり、チームメンバーが調整するのにすぐ出来るようにしたり、工夫が詰まっているところなので、どういう所に気を配る人なのかを確認する事ができます。
もちろん、せっかく作った機能なので、そこもドキュメントにも記載してもらえると判りやすいです。
動画
最近は動画を用意してくれる応募者が増えてきてすごくありがたいです。
動作物は応募者の環境で動作しても、こちらの環境では、起動しない事や、途中で動作が止まる事がたまにあります。
せっかく作って応募してくれているのに、どんな内容なのかが伝わらないと非常にもったいないのです。
凝った動画でなくても構わないので、動画があるだけでも内容の把握にとても役立ちます。
まとめ
上に挙げたポイントが全部できないとNGということは全くありません。
リクルート作品は、作品本体である同時に、どんな点をアピールしたいかを注目しています。
そのアピールをどう評価するか、は会社ごと、また選考者に寄っても変わって来ますし、
その時に採用したい人物像も、状況によって変わります。
作品のアピールが、少しでも伝わりやすくなるポイントを書かせて頂きました。